| ●薏苡仁(ヨクイニン)と髙木漢方の漢方薬
①ヨクイニンとは。 「薏苡仁」と書いて、ヨクイニンと読みます。日本人になじみの深い、ハトムギ茶の原料です。ヨクイニンの種皮を除く前の種子であるハトムギ(イネ科)を焙じたものがハトムギ茶になります。 焙じることによって、味はよくなりますが、残念ながら薬効は、減少します。 ハトムギは、食品ですが、ヨクイニンは、日本薬局方に収載されている医薬品です。 生薬としてのヨクイニンは、種皮を除いた白い種子を用います。 ②ハトムギとジュズダマ 「ハトムギ」は、植物名でもあり、植物学的には、ジュズダマの近縁植物として分類されています。 ジュズダマの生薬名は、「川穀」(せんこく)ですが、日本では、薬草としては、あまり使用されません。但し、中国では、このジュズダマをヨクイニンとしており、川穀をハトムギの基原としているので、注意が必要です。 ③ハトムギの名の由来 ハトムギは、日本へは、享保年間に渡来し、唐麦(トウムギ)、四国麦(シコクムギ)と称されていました。 ハトムギの名の由来は、明治の頃、“鳩が好んでたべる麦”の意味から付けられたとされ、民間療法として、江戸時代より、滋養強壮、美肌、いぼ取りなどの目的で、お茶がわりに飲まれてきました。 最近では、保湿や美白、肌荒れ防止などの目的で、化粧品や入浴剤にも配合されており、美容と健康になくてはならない存在となっています。 ④ヨクイニンは何のくすり!? (1)ヨクイニンといえば、イボ取りやニキビのくすりなどの美肌作用を思い浮かべますか? それとも、リウマチや神経痛などに使う消炎鎮痛作用を思い浮かべる人もいるはずです。 また、ヨクイニン粥のような滋養強壮作用のある薬膳粥が思い浮かぶこともあるでしょう。 (2)ヨクイニンが配合された漢方薬にはいろいろなものがあります。 代表的なものとしては、ヨクイニンに加えて、体内の過剰な水分を取り除いて、痛みを除く作用のある「蒼朮」などの植物生薬が配合された「薏苡仁湯」や、関節炎、筋肉痛などの体質改善に使用される「麻杏薏甘湯」があります。 その他にも、「桂枝茯苓丸加ヨクイニン」は、於血(おけつ)が、原因でおこる皮膚の荒れ、ニキビや皮膚炎の体質改善に使われます。 ヨクイニンが配合されている「イスクラ健脾散」は、胃腸などの消化機能が弱く、食後に眠くなる、脾虚タイプの人に多くみられる慢性的な下痢や軟便などの体質改善に用いられます。 このようにヨクイニンは、他薬と配合されてその組み合わせによって、さまざまな効果を発揮するおもしろい薬草です。 ⑤ヨクイニンの漢方的作用 I.利水滲湿 ヨクイニンには、さまざまな作用がありますが、よく知られているのは、身体の中の余分な水分(むくみ)を尿として、排出させる「利水滲湿」作用があります。 II.健脾止瀉 胃腸の調子を整えて消化機能を助け、下痢を止める「健脾止瀉」作用があります。 III.去湿除痺 身体にたまった湿を取り除いて痛みや手足のシビレを緩和する「去湿除痺」作用があります。 IV.清熱排膿 患部の余分な熱を冷まして、腫れ物から膿をだしたり、イボを取り除いたり、赤いニキビをともなう皮膚炎の改善などの「清熱排膿」作用があります。 V.痺証 ヨクイニンは、関節痛や筋肉痛、坐骨神経痛や関節リウマチなどにも用いられます。 寒さや湿度、熱など、痛みやしびれの症状を引き起こす原因によって、漢方薬による改善方法も変わってきます。 VI.湿痺 ヨクイニンは、痺証の中の「湿痺」の改善によく使われます。 湿痺とは、痛むところが固定していて、身体がだるく、皮膚がシビレたり、関節に水がたまりやすい。低気圧が近づくと痛みが強くなったりして、湿度が高いと症状が強くなるといった特徴があります。 ●髙木漢方(たかぎかんぽう)の漢方健康病気相談 髙木漢方(神奈川県 横浜市中区)では、漢方健康病気相談を承っております。 ここでご紹介した「薏苡仁(ヨクイニン)」ついてのご質問はもちろん承ります。 ひと様にいっても分かってもらえない不快感、病院に行っても病名もつかないつらい症状、お気軽にご相談ください。 ご相談は、無料です。 漢方薬のここちよい穏やかな効き目で、どんどんと改善いたします。 ご相談&カウンセリングは無料です。 髙木漢方(たかぎかんぽう)まで、お気軽にご相談くださいませ。 子宝婦人病相談と皮膚病相談と痛み相談と漢方カウンセリングの店 住所 横浜市中区石川町5丁目185番地6 【行き方】 ②横浜市営地下鉄 伊勢佐木長者町駅より徒歩8分。 又は、駅改札前のエレベーターで地上に出て、目の前のバス停より「103根岸台」(横浜駅東口発)に乗って、2番目の「石川町5丁目」のバス停にて降車してください。 |